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記憶に残る家庭教師の先生
正確には、家庭教師の月謝を少しでも節約したかった私の友人の保護者の方からお願いされて、「中学生3人に対して家庭教師が1人」という体制で週2回程度勉強を見てもらっていました。
3人の学力や進学希望などが全くバラバラだったにも関わらず、1人1人に対応したカリキュラムを組んでもらえたのが、とても良かったと思います。
決して最上位の成績ではありませんでした。ただし、私自身が通っていた中学自体の学力レベルが低かったこともあり、3人の中では一番ましな成績を収めていました。他の2人は滑り止めの私学の進学さえも危ぶまれる状況。どうしても、他の2人への指導に時間を取られるはずだったのですが
文法レベルとしては中学3年生と高校1年生の間ぐらいの平易な文章で書かれた読み物や、アメリカの子ども向けの絵本など、思わず目がいく教材を、先生は毎回用意してくれていました。
辞書を引きながら、パズルのように訳をつけていくのですが、文法なんてまるで無視。元々、本を読むのが好きだったお陰で、日本語力を駆使して、「たぶんこんなことを英語で言おうとしているのかな」みたいな乱暴な読みすすめ方にも関わらず、ガシガシと教材を進めていく私を笑顔で見守ってくれた先生。
もちろん、あまりにも英文法とかけ離れたときは指摘してくれますし、その事態になって始めて「文法ドリル」が登場する。本人も弱点が分かっている上に「絶対、教材を理解したい」という気持ちがあるので文法ドリルにも熱心に取り組みました。
高校に入学してから、ただ英語の教科書をカタカナ発音で読み流す学校の授業を受けて、英語の興味を失いました。もちろん、成績も急降下。
今、思うと高校生になってからも、あの先生に英語を教えてもらっていれば、もっともっと英語が好きなままでいたかもしれない。
そのくらい、私に英語の面白さを教えてくれた先生でした。
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